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和菓子の話 [その一] ちまき(粽)・かしわもち(柏餅)
 
 鯉のぼりや五月人形を飾って子供の成長を祝う五月五日。この日は「ちまき」「かしわもち」が食卓を飾ります。 

 主に、関西では「ちまき」、関東では「かしわもち」が主流のようです。

「ちまき」はさかのぼること平安時代。宮中での端午の行事にも記録が残っているほどです。現在では笹の葉で、羊羹(ようかん)や外郎(ういろう)、葛(くず)などを巻いたさまざまな「ちまき」が作られています。 

 一方、「かしわもち」を近所や親戚に配る風習は、日本では江戸時代から始まったといわれています。柏の葉は新芽が出るまで落ちないため、子孫繁栄の縁起の良い葉とされ、好まれました。また、「かしわもち」を包む手つきが神前でかしわ手を打つ姿に似ていることから、武運を祈願する端午の節句にふさわしいということで、武家を中心に節句菓子として広まったといわれています。